復元

誤ってゴミ箱を空にするなどして、削除してしまったファイルやフォルダを回復する行為や、それを可能にするアプリケーションの名称。通常、ファイルやフォルダなどのデータを削除した場合、データそのものを消すのではなく、ディスク上のどの位置にあるかという情報のみを変更してデータを見えなくしている。そのため、変更された情報の痕跡を検索し再度変更すれば、元のデータが見えるようになる。ただし、削除されたファイルなどの場所は、新たにデータがディスクに書き込まれた場合に、再利用されてしまうので、そうなるとその部分のデータは欠落することになる。このため復元は、データの削除が行われたあとできるだけ早期に行うことが望ましい。また、Windows系のOSに搭載されている「システムの復元」はこれらと異なり、システムへの変更を行う際に、バックアップとして復元ポイントを作成し、いつでもシステムへの変更前の状態に戻せる用にするためのシステムツールを指す。